「REFLECTION‐ガラス造形研究室展」

[ご挨拶文]

「ガラスの多様性について」

ガラスは、珪酸の砂を中心に色々な副原料を混ぜて作られていますが、含まれる副原料によってその性格は大きく変わります。その違いは、金や 銀、アルミニュームや鉄など数々の種類を持つ金属のそれぞれの性格の違いと同じくらいの差があります。それぞれのガラスには、それぞれに 適した技法があり、作品を制作する際の大事な要素にもなっています。「どれだけの技法があるのでしょうか」という質問を受ける事が良くあります。工芸の分野では、比較的汎用性の広いソーダガラスを使って、作品を制作することが多いのですが、宙吹き、ホットキャスト、キルンキャスト、スランピング、フュージング等々多くの技法が駆使されています。更に作家の個性や、制作の狙いに合わせて、技法を組み合わせたりもします。ですから、作家の数だけ技法の数があるともいえるのです。そのように多様な顔を持ったガラス素材を、様々な経験と個性を持った作家達が、その特性を生かしながら、その思いを形に込めて制作した作品の数々は、一つとして同じ物のない、豊かな世界を作っていると思います。ガラス造形研究室の展示も、会を重ねるごとに参加作家も増えてきています。ひとつ一つの作品が、皆様の世界を少しでも豊かに広げて行くことを楽しみに、本年も「REFLECTION‐ガラス造形研究室展」を開催たします。御高覧を賜り、またご指導ご鞭撻を頂ければ幸いです。
ガラス造形研究室 准教授 藤原 信幸

展覧会情報

出品作家 32名
藤原信幸、林亘、海藤博、冨樫葉子、榎本夏帆、奥田康夫、石田菜々子、
上田麻祐子、内田有、川島理惠、栗田絵莉子、小池志麻、小林香里、
齋藤裕、作田美智子、佐々木怜央、治部亜美香、多田えり佳、近岡令、
地村洋平、築山玲子、豊澤美紗、野田朗子、ハスラム・リーアン、藤田紗代、
福村彩乃、藤枝奈々、本間商人、松田苑子、村中恵理、山本真衣、夏菲
会期 2013年10月17日(金)~11月4日(水)
10:00-18:00
10/21(月)、28(月)は休業いたします。
会場 藝大アートプラザ
TEL:03(3947)1333
備考 ギャラリートークあり。
10/20(日)、10/27(日)、11/3(日) 13:00~